うどんの栄養を
さらに学ぶ
うどんの栄養学
LESSON 01
うどんは消化の良さが自慢です。
うどんの大部分はでんぷん。つまり炭水化物です。
炭水化物は「糖質」と「食物繊維」の合計で表されます。
うどんは麺類の中では食物繊維比率が低く、消化可能な糖質の比率が高いため、胃内停留時間が短く、消化されやすい良質な炭水化物です。
手伸べ麺、切り麺などの製法や、生麺、半生麺、乾麺など保存方法も様々です。うどんが根付いた地方でいずれも共通しているのが、良質な小麦が取れること、きれいな水があることです。たかがうどん、されどうどん。地域差はあれど、昔から日本人に愛されてきた食文化であることには変わりはありません。
LESSON 02
トッピングで
よりよい栄養バランスを。
天ぷらなどのたんぱく質や野菜とあわせることで、おいしさだけでなく、栄養面からもより適したバランスとなるのです。
LESSON 03
ただの「つゆ」とあなどるなかれ。
「だし」は高たんぱく、低脂肪なうえ、人体に欠かせないアミノ酸などが含まれる、非常に栄養価の高いものなのです。
たんぱく質
かつお節や煮干しなどのだし原料は製造工程において、たんぱく質が3〜4倍に凝縮され、だし原料100g当り70〜80gものたんぱく質が含まれるようになります。
※だしをしっかり効かせる事により、味付けを淡くすることができる(減塩等)
脂質
かつお節100gに含まれる脂質は3g、その他削り節でも100g中6〜10gと少なく、しかもだし原料に含まれる脂質は成人病予防に効果的な高度不飽和脂肪酸が多く含まれています。
カルシウム
骨や歯の形成、精神や血圧の安定
煮干には100g中2,000mgと、牛乳の100gと比較しても多くのカルシウムを含んでいます。カルシウムを体内に吸収するためには活性型ビタミンDが必要なのですが、このビタミンDも煮干は豊富に含んでいます。
アミノ酸
ヒスチジンが脂肪を燃焼
だし原料には必須アミノ酸をすべて含みます。乳幼児に欠かせないヒスチジン含有量が高いのも特徴です。
鉄分
貧血防止に
煮干の鉄分は100g中18mgと一般的な食品の中では、鉄分の含有量が圧倒的に高いことが知られています。吸収率でもホウレン草などの植物性食品が5〜7gであるのにたいして、煮干は約10%と高くなっております。